矯正はやらなければいけないの?
直接命にかかわることはありませんが、歯ならびの悪さを気にするあまり、笑うことが少なかったり、劣等感を持ったり、心理的な影響を与えていることがあります。
歯並びが悪いことで磨きにくいので、う歯(虫歯)になりやすいです。
また、噛み合わせが悪いため、腰痛・肩こり・鼻づまり・めまい・頭痛・不眠・下痢・便秘・イビキ・顎関節症(関節頭の変形)・歯ぎしり・噛みしめなど全身の症状に関連していることもあります。
いつから始めるの?
異常に気付いたときがスタートラインです。もちろん大人になってからでも始めることができますが、なるべく早めに治療開始されることをオススメします。
発育中の乳児期に上下の歯並びを改善し、歯列の育成を行い、機能的な咬合にすることが重要です。
どのように治すの?
今までは下記のように固定式(アメリカ方式)で治していましたが、当院では可撤式(ヨーロッパ方式)を採用しています。
可撤式(ヨーロッパ方式)
固定式(アメリカ方式)
永久歯は抜きますか?
狭い歯並びの土台の方を広げるための方式ですので、原則として抜くことはありません。顔つきが変わることもなく、身体に優しい方法です。
痛くありませんか?
多少の痛みや違和感を感じることがありますが、ほとんどの場合慣れてしまう程度のものですので、ご安心下さい。
いつ入れるの?
一日中装着していただくと、より早い効果が期待できますが、家にいるとき(就寝時も含みます)だけ装着していただくだけでも十分な効果があります。
歯みがきは?
今まで通りのみがき方で大丈夫です。治療中の特別なみがき方等はありません。
治療期間は?
症例にもよりますが、早い例では1年、平均3~4年、時には5~6年かかることもあります。患者さん自身の努力次第で異なってきます。
大人ではダメですか?
あきらめないで下さい。大人の方でも充分に治療可能です。
金属やワイヤーを全く使わない矯正
2才から10才児の、歯の生え換わる時期(混合歯列期)を利用して、
矯正をする方法があります。
T4Kといわれるマウスピース型のトレーナー矯正器具です。
本格的なワイヤー矯正をする前段階にぜひお試しください。
すべて永久歯に生え換わるのを待つ必要がありません。
取り外し式の器具なので、学校にしていく必要もなく、お子さんに負担がかからず好評です。(日中最低1時間と夜間就寝時の装着)
ポカン口(口呼吸)などにみられる口の周りの筋肉のゆるみや、
舌で歯を押したりする癖などを改善し、鼻呼吸を促進します。
小児歯科矯正やT4Kトレーナーに関するご質問やご相談は、
お気軽に当院にお話ください。